医療リワークについて
リワークとは、心や身体の不調で休職した方が安心して仕事に復職するためのリハビリ訓練です。
週に5回、決まった時間に来院して頂き、複数の利用者と共にグループワークやプレゼンテーションをしたり、
ストレスマネジメントや認知行動療法などを通じてご自身のセルフケア、セルフマネジメントの方法などを学びます。
こんなお悩みありませんか?
- 復職できるか不安
- 生活リズムがまだ安定していない
- 体力や集中力が落ちた気がする
- 人と話すことに緊張してしまう
- また頑張りすぎて再発しないか心配

リワークの目的
「まだ復職のことを考えられない」そんな時期から、リワークは始められます。 休職中、「また働けるのだろうか」「職場に戻ることを考えると不安」「そもそも今は、働くことを前向きに考えられない」と感じることは少なくありません。 リワークは、ただ職場に戻ることだけを目的としたものではありません。 まずは生活リズムや体調を整え、自分が休職に至った背景やストレスとの付き合い方を振り返ります。 そして、再び同じ状態にならないための対処方法を身につけながら、自分にとって無理なく働き続けるためにはどうしたらよいかを考えていきます。 目指すのは、「復職すること」だけではなく、復職後も安定して働き続けられること。 今すぐ復職への気持ちが持てなくても大丈夫です。 これからの生活や働き方を考えるところから、一緒に始めていきます。
当リワークの特徴
- 再発防止にしっかり取り組める
休職の原因となるストレスは原因が一つではありません。身体自身、考え方、コミュニケーションなどが絡みあってストレスが生じています。当リワークでは、職場のストレスを「生物―心理-社会-職業」モデルで捉え、多くの要因の相互作用によりストレスが生じているという考え方を採用しています。再発防止には、このモデルを元に自分自身でストレス対処ができるようにしていきます。具体的には、ストレスに気づき、どんなストレスかを俯瞰的に捉え、適切に対処していく、ストレスのセルフマネジメントのスキルを身につけていきます。職場も自分自身も変わっていきますが、セルフマネジメントにより状況が変化してもストレスに対処できるようになります。 - ビジネスパーソン向け
ビジネスパーソンとは「価値を創造する主体として働く人」と言えます。主体性・協調性・柔軟性・課題解決力が求められますが、そのような環境で働いていた人、または、働こうとしている人に適したリワークです。当リワークは、利用者・スタッフが協働してより良い働き方を生み出していく場という考え方です。 - 利用者の多様な要望に応える
復職は生活に関わっているため、休職期限、会社から求められる要件、個人的な事情等、利用者ごとにさまざまな事情があると思います。当リワークでは、全員が一律にプログラムを受けていくのではなく、利用者それぞれとメリット・デメリットを考えながら、何を、どのように、どこまでやるかを決めながら実施していきます。インフォームドコンセントはもちろん、対話も大切にして、それぞれによいやり方を決めていきます。
プログラムの特徴
- ストレスは多くの要因が関わっています。そのため、身体・考え方・コミュニケーション・キャリアなど、プログラムは働くために必要な内容を広く扱っています。ストレス対処を点ではなく面で見えるようにしていきます。その中から、自分にとって大切なテーマをしっかり学んでいただけるようにしています。
- 再発防止策のためのプログラムでは、休職・復職・再発防止のために必要な知識を学びます。そして、リワークで学んだそれぞれの内容を再発防止にまとめていけるようにしています。
- 利用者の体調や要望は異なりますので、無理のないようにプログラム参加は個別に調整していきます。
対象となる人
うつ病・適応障害・双極性障害Ⅱ型、それに準じる人を対象にしています。
ある程度体調が回復すれば、ストレス対処のための学びを自分自身で進めていける方を想定しています。特別な個別の配慮が継続的に必要な人は、当リワークの支援方法が有効でないためです。
統合失調症、双極性障害Ⅰ型、依存症の強い方、発達障害の強い方は、当リワークの支援方法が有効でないと思われます。

復職相談会(対面/オンライン)実施中!
リワークって具体的に何をするの?自分に合っているのかな?など
様々な疑問や不安を感じていらっしゃる方もいるかと思います。
当院では、リワーク講師の野村心理士による個別相談会を実施して、
ひとりひとりのお悩みや疑問点にお応え出来たらと思っております。
個別相談会は30分以内とし、無料にてご相談を承っておりますので、
気になる方は下記予約ページよりお申込ください。
注意事項
- フォームの質問にある対面かオンラインのどちらを希望するかのご回答を必ずお願いいたします。オンラインをご希望の場合は、ご予約確定メールにGoogle MeetのURLが記載されているので当日はそちらからご参加ください。
- 対面での個別相談会をご希望の方は当日7階受付までお越しくださいませ。
- 枠が限られておりますので、お時間から10分以上お見えにならなかった場合はキャンセルとさせて頂きます。
スケジュール
こちらのスケジュールに沿ってプログラムを進めていきます。
※参加人数などにより変動する可能性があります。
| 8月 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8/3 | 8/4 | 8/5 | 8/6 | 8/7 | |
| 午前 | 身体 体調・生活セルフチェック | 職業 仕事と自己実現 | 心理/感情 感情の扱い方 | 再発防止 再発防止の考え方 (休職とは・復職のために) | 心理/考え方 認知行動療法概論 (学びの全体像) |
| 午後 | 社会/コミュニケーション アサーティブな表現 (頼む・断る) | 自主活動 | 特別講義 (今週知りたい講義) | 社会/コミュニケーション実践 グループワーク | 自主活動 |
| 8/10 | 8/11(祝日) | 8/12 | 8/13 | 8/14 | |
| 午前 | 身体 体調・生活セルフチェック | 心理/ストレス 首尾一貫感覚 (困難な状況のストレス対処) | 再発防止 再発防止の考え方 (なぜ再発するか) | 心理/考え方 論理情動行動療法 (信念とストレス) |
|
| 午後 | 社会/コミュニケーション 傾聴 | 特別講義 (今週知りたい講義) | 社会/コミュニケーション実践 グループワーク | 自主活動 | |
| 8/17 | 8/18 | 8/19 | 8/20 | 8/21 | |
| 午前 | 身体 体調・生活セルフチェック | 職業/キャリアデザイン ビジネスモデルYOU① (会社のビジネスモデル) | 心理/自己理解 エゴグラム (自分の心の状態を知る) | 再発防止 再発防止の考え方 (再発防止の方法) | 心理/考え方 認知再構成法① |
| 午後 | 社会/コミュニケーション アサーション (基礎) | 自主活動 | 特別講義 (今週知りたい講義) | 社会/コミュニケーション実践 グループワーク | 自主活動 |
| 8/24 | 8/25 | 8/26 | 8/27 | 8/28 | |
| 午前 | 身体 体調・生活セルフチェック | 職業/キャリアデザイン ビジネスモデルYOU② (自分のビジネスモデル) | 心理/ストレス ストレスマネジメント① (ストレスとは) | 再発防止 休職状況振り返りシート 書き方説明 | 心理/考え方 認知再構成法② |
| 午後 | 社会/コミュニケーション アサーション (表現法) | 自主活動 | 特別講義 (今週知りたい講義) | 社会/コミュニケーション実践 グループワーク | 自主活動 |
| 8/31 | |||||
| 午前 | 今月のリワーク活動 振り返り | ||||
| 午後 | 社会/コミュニケーション コミュニケーションと 対人関係 |
プログラムの説明
| 体調自己管理 | 一週間毎に睡眠・食事・運動などを振り返ることで、基本的な体調管理を行います。 |
| 月次振り返り | 一カ月毎に、生物ー心理ー社会ー職業の各領域の現在の状況を振り返り、復職に向けての課題を確認します。 |
| ストレスマネジメント | ストレスとは何か、どんな反応があるのか、何がストレスになるのか、どのように対処したらよいかなど、ストレスマネジメントの基本を学びます。 |
| 感情 | 感情とは何か、それぞれの感情にはどのような役割があるのか、感情に対処するためにはどのような方法があるのかを学び、感情とどのように関わればよいかを学びます。 |
| エゴグラム | 交流分析という心理療法の一部です。心の状態を5つに分け、自分がどのような状態になりやすいかを理解します。そこから自分の行動・対人関係・ストレスの傾向を知り、どのように変化させるのがよいか、どのように環境と関わればよいか検討します。 |
| 首尾一貫感覚 | 逆境体験の研究から得られた知見を学びます。ストレス耐性を高める「人生で起こることを理解できる・対処できる・意味があると思える」という感覚について学びます。 |
| 傾聴 | コミュニケーションの基本である、「相手の言葉だけでなく、表情やしぐさ、言葉の裏にある感情にも耳を傾け、深く理解しようとする能動的な聴き方」を学びます。聴き方が対人関係へ及ぼす影響についても学びます。 |
| アサーション(基礎) | 「自分自身の意見や感情を正直かつ適切に表現しつつ、相手のことも尊重する」コミュニケーション手法であるアサーションの基礎を学びます。対等関係、自分と相手の境界線など、基本にある概念についても学びます。 |
| アサーション(表現) | アサーションで使う具体的な表現方法について学びます。 |
| アサーティブな表現 (頼む・断る) | 仕事の過負荷や休職を防ぐためには、適切に頼む・断ることは大切です。アサーティブな頼み方・断り方の基本を学びます。 |
| コミュニケーションと対人関係 | 自分と相手のコミュニケーションで生じる相互作用と返報性について、言語・非言語が対人関係に与える影響について学びます。 |
| 認知行動療法概論 (学びの全体像) | ストレス対処に効果的である認知行動療法の全体像を学び、考え方とストレスの関係について理解します。 |
| 論理療法 | 認知行動療法の一つである論理情動行動療法について学びます。自分の持つ信念とストレスの関係について理解し、合理的に考えることでストレスに対処する方法について学びます。 |
| 認知再構成法 | 認知行動療法の認知再構成法について学びます。実際にコラム表を使い自分自身の考え方の傾向とストレスの関係、考え方の変え方を学びます。 |
| 自己実現とは | 自己実現とはマズローが提唱した概念で、「自分自身の持つ潜在能力や可能性を最大限に発揮し、自分らしく生きること」と言えます。マズローは自己実現のためには、働くことが大切と言っています。自己実現と仕事について学びます。 |
| キャリア形成 (ビジネスモデルYOU) | 最初に会社のビジネスモデルを理解します。次に自分を一つの事業者ととらえマーケティングの観点から、会社の中でのキャリア形成について検討します。 |
| 再発防止の考え方 (休職・復職) | 休職の捉え方、復職に必要なこと、再発防止には何をすればよいかなどを学びます。 |
| 再発防止の考え方 (なぜ再発) | 代表的な再発・再休職のメカニズムを理解します。 |
| 再発防止の考え方 (再発防止) | 再発防止のためのストレスのセルフマネジメントの原理と方法を学びます。どこで復職するべきかの基準についても学びます。 |
| 自己振り返りシート 書き方説明 | 再発防止策作成に必要な自己理解のために使う一連の「振り返りシート」の使い方の説明です。 |
| グループワーク | 集団で実施するワークで、コミュニケーションに慣れることと、集団の多様性の活かすことが目的です。カードを使ったエクササイズ、テーマ検討、休職・復職・働き方にかかわる対話などを行います。 |
| 特別講義 | 要望やその時の関心事、必要と思われることに関して臨機応変に実施する講義や、希望者による再発防止検討会などです。 |
| 個別課題 | 個別作業です。読書、復習、再発防止策の検討、会社へのレポート作成などを行います。 |
※ご不明な点はお電話(03-6452-6700)またはメールにてお問い合わせください。
講師の紹介
野村 規雄
- 臨床心理士
- 公認心理師
-
趣味
散歩とカフェめぐり -
好きな食べ物
唐揚げ
ハンバーグ
-
得意領域
家族療法、アサーション、ナラティヴ・アプローチ、キャリア、産業領域の支援 -
ひとこと
以前、電機メーカーのエンジニアとして22年働いていましたので、働く人の支援をしたいと考えています。働くというのは、おそらく楽しい面と苦しい面の両方があるのでしょう。もし働くことが人生の多くを占めるのであれば、仕事で起きるさまざまな経験が、最後は意味あるものになると良いのでしょう。さまざまな環境で働く人たちが集まり対話をするなかで、その意味が見つけられる。そんな場を作りたい。そんな思いで働いています。
ご利用までの流れ
予約
・お電話
03-6452-6700
・メール(リワークに関するお問い合わせもこちらからお願いします。)
https://www.365mental-clinic.jp/contact
・WEB予約(既存の患者様のみ)
https://shibuya365.reserve.ne.jp/sp/index.php
医師の診察
日程
来院
リワーク当日にお持ち頂くもの
- 診察券
- 保険証
- 印鑑またはシャチハタ(出勤簿に押印するため)
- 筆記用具
- 水分補給できるもの
- お昼ご飯
あると良いもの
- 各種受給者証(自立支援など)
※診察時に医師から診断書を発行してもらえる場合があります - ノートパソコン
※ゲストWi-Fiをご利用頂けます
現在かかりつけがある場合
当院リワークに参加するにあたって、原則転院をして頂く必要がございます。
前院からの紹介状をご持参ください。
費用
保険適用で1ヶ月あたり約40,000円程度ですが、当リワークは国や各自治体が定める「公費負担医療制度」をご利用することが可能です。
こちらをご利用することで医療費の全額または一部負担をしてくれるため、月々の利用料を約0円〜13,000円にまで抑えることが出来ます。
※公費については診察時に医師にご相談ください
利用者に最適なリワーク施設をご紹介することも可能です。
詳しくは下記サイトをご確認ください。
https://neurorework.jp/service/rework/
人事・産業保健担当者向けのご案内
企業の皆様の中には、リワークとは具体的に何をするのか?休職している社員にどうご案内したらよいか?など様々な疑問やお悩みを抱えていらっしゃる方もいるかと思います。
そこで、当リワーク講師の野村心理士による企業向け相談会をオンラインにて実施して、皆様のお悩みや疑問点にお応え出来たらと思っております。
相談会は無料にてご相談を承っておりますので、下記予約ページよりお申込ください。
※開催日は毎週木曜17時~18時となっております。
リワーク集団説明会申込ページ(オンライン)
また、個別の相談会をご希望の場合は別途ご対応可能ですので、お気軽に当院までお電話くださいませ。