アンガーマネジメントとは

日常の中で「イラッ」としてそのことばかり考えてしまい、物事がうまく進まなくなったり、誰かに八つ当たりして後悔したりしたことはありませんか?今回は、そんな怒りの感情を上手にコントロールする「アンガーマネジメント」のコツを、心理療法のひとつである「認知行動療法」の考え方をもとにご紹介します。

アンガーマネジメントのコツとは?

1. 怒りの仕組みを分解してみよう

認知行動療法では、出来事そのものではなく、自分の「認知(捉え方)」によって感情や行動が変わると考えます。

怒りが生まれるプロセスを分解すると、次のような流れになります。

ある出来事が起きる
↓
自分が「こんなことがあったと捉える(認知)」
↓
その結果、「怒り(感情)」が生まれる
↓
怒りの感情に連動した「行動」をとる

つまり、怒りにつながりやすい自分の「思考のクセ」と、怒ったときに起こしやすい自分の「行動のクセ」を把握することで、自分に合った怒りのコントロール方法が見つかりやすくなります。

2. 怒りを生み出す「思考のクセ」に気づく

まずは、自分がどんな捉え方をしたときに怒りを感じやすいか、振り返ってみましょう。
よくあるのが、「〇〇すべきだ」「絶対に〇〇だ」といった断定的な考え方(断定思考)です。たとえば、「注文から10分以内に料理を運んでくるべきだ」といった期待が外れたときに、強い怒りを感じやすくなります。他にも、相手の気持ちを裏読みしすぎる「結論の飛躍」や、ネガティブな出来事を大げさに捉える「拡大解釈」も、怒りにつながりやすい思考のクセです。

これらを客観的に見るために、イラッとしたときに、その感情が落ち着いてから、出来事・認知・感情・行動を記録する「アンガーログ(怒りの記録)」をつけるのがおすすめです。記録がたまるほど、自分の怒りのパターンが掴みやすくなりますよ。

3. 怒りを感じたときの「4つの対処法」

ここでは、当リワークの利用者さんや卒業生の方々が、怒りを感じたときに実践している対処法を4つご紹介します。

セルフトーク

イラッとした瞬間に「よくあることだ」「大したことない」「成長するチャンスだ」といった言葉を自分にかけて、怒りを鎮めます。

ジャーナリング

頭に浮かぶイライラや不満を、紙にどんどん書き出します。書き出すことで感情が落ち着き、自分の思考のクセにも気づきやすくなります。

その場から離れる

外に散歩に出たり、トイレに行ったりして、一旦その場を離れます。そうすることで、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます。

マインドフルネスや深呼吸

気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。いざというときに実践できるよう、日頃から練習しておくのがコツです。

当リワークでは、こうした感情のコントロールや生活習慣を整えるためのプログラムも提供しています。まずは自分の「怒りのパターン」を知ることから、少しずつ始めてみませんか?

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