渋谷365メンタルクリニック/こころのお役立ち情報//仕事のメンタル不調で会社に行けないときは?受診・休職・医療リワーク・復職まで解説

仕事のメンタル不調で会社に行けないときは?受診・休職・医療リワーク・復職まで解説

「仕事に行こうとすると身体が動かない」「朝になると吐き気がする」「職場のことを考えると涙が出る」といった変化は、心身に負担がかかっているサインかもしれません。

仕事のメンタル不調では、病名を自分で判断するより、仕事や日常生活にどの程度支障が出ているかを確認することが重要です。

本記事では、受診の目安から診断書、休職、傷病手当金、医療リワーク、復職、再発防止まで、仕事を続けることがつらくなったときの行動を順番に解説します。

仕事のメンタル不調でみられる5つのサイン

仕事のメンタル不調は、気分の落ち込みや不安だけでなく、睡眠、食欲、身体症状、行動の変化として現れることがあります。

特に「以前は問題なくできていたことが難しくなった」「仕事の日になると症状が強くなる」「遅刻や欠勤が増えた」といった変化は、現在の負担を確認する手がかりになります。

ただし、症状だけから適応障害うつ病などと自己診断することはできません。

仕事や生活への支障が続いている場合は、心療内科・精神科への相談を検討しましょう。

仕事に行きたいのに会社へ行けない

「会社に行かなければ」と考えていても起き上がれない、準備をしても家を出られない、駅や会社の近くまで行くと強い不安が現れて引き返してしまうことがあります。

背景には強いストレスや睡眠不足のほか、適応障害うつ病不安症(不安障害)などさまざまな原因が考えられます。

意志の力だけで出勤を続けようとすると、かえって負担が増える場合もあります。欠勤や遅刻が増えている場合は、いつから、どの場面で出勤が難しくなるのかをメモし、医師へ具体的に伝えましょう。

仕事の日の朝だけ体調が悪くなる

出勤日の朝になると吐き気、腹痛、頭痛、動悸、めまい、強い倦怠感などが現れることがあります。仕事への緊張や不安が身体症状に影響することはありますが、同じ症状は身体疾患でも起こり得るため、「ストレスのせい」と決めつけないことが重要です。

症状が始まった時期、休日との違い、睡眠・食欲、症状が強くなる時間帯などを記録しておくと診察に役立ちます。症状や経過によっては、心療内科・精神科だけでなく内科などで身体面の評価が必要になる場合もあります。

上司や職場の人に会うことが怖い

上司からの強い叱責、人間関係のトラブル、過度な業務負担などが続くと、上司の顔を見るのが怖い、メールや着信で動悸がする、翌日の仕事を考えると眠れないといった反応が現れることがあります。職場環境が強いストレス要因となっている可能性はありますが、それだけで特定の病気と判断することはできません。

診察では「誰が苦手か」だけでなく、何が起きたのか、その後に睡眠・気分・身体・出勤状況がどう変化したのかを伝えましょう。必要に応じて職場の相談窓口などを利用する方法もあります。

仕事中や出勤前に涙が止まらなくなる

仕事中に突然涙が出る、以前なら対応できた注意や失敗でも涙が止まらない、出勤前や帰宅後に繰り返し泣いてしまう場合は、心身の負担が大きくなっている可能性があります。

ただし、「涙が出る」という一つの症状だけで精神疾患とは診断できません。不眠、食欲の変化、強い疲労感、集中力低下、意欲低下、自分を過度に責める状態などが併せて続いていないかを確認してください。「泣かないよう我慢する」ことより、現在の状態で仕事を続けてもよいかを医師へ相談することが大切です。

休日は元気なのに仕事の日になるとつらい

休日には比較的元気でも、日曜日の夜から気分が沈む、出勤日の朝になると身体が重くなるという人もいます。

特定のストレス要因と関連して症状が変化することは適応障害などでみられますが、「休日は元気だから適応障害」と判断することはできません。

うつ病不安症(不安障害)などでも症状には日内・日間の変動があります。休日には何ができるのか、仕事の日にはどのような症状がいつ現れるのか、睡眠や食欲はどうかまで整理し、診察時に医師へ伝えることが重要です。

仕事のメンタル不調は適応障害?うつ病?自己判断せず受診を

仕事をきっかけにメンタル不調が現れた場合、適応障害うつ病不安症(不安障害)睡眠障害など複数の可能性があります。

適応障害では、職場環境や人間関係など特定できるストレス要因と症状との関連を確認します。

一方、うつ病では、抑うつ気分や興味・喜びの低下をはじめ、睡眠、食欲、集中力、自責感などを総合的に評価します。

仕事上のストレスがあるから適応障害とは限りません。症状の内容、期間、生活への支障、身体状態などを含め、医師による評価を受けることが大切です。

仕事を休んだ方がよい?休職を医師に相談する目安

休職を相談する目安は、仕事を続けることで症状の悪化が懸念されるほど、就業や日常生活に支障が出ていることです。

欠勤・遅刻が増えた、睡眠や食事を十分に取れない、集中や判断が難しい、強い不安や身体症状で出勤できない場合は医師へ相談しましょう。

運転や機械操作など安全に関わる業務では、集中力や判断力の低下が事故につながる可能性にも注意が必要です。

休職の要否は症状だけでなく、仕事内容や生活状況も踏まえて個別に判断します。強い希死念慮がある場合は、安全確保を最優先にしてください。

仕事のメンタル不調で休職の診断書をもらうには?

休職の診断書を希望する場合は、まず心療内科・精神科を受診し、「症状が始まった時期」「仕事内容」「遅刻や欠勤の状況」「睡眠や食事」「会社から求められている書類」を医師へ伝えます。

診断書は本人が希望すれば必ず発行されるものではなく、診察内容や経過を踏まえて医師が必要性や記載内容を判断します。

渋谷365メンタルクリニックでも休職・復職に関する診断書を相談できます。森秀和院長は臨床に加えて企業の専属産業医経験を持つため、仕事への影響も含めて相談できます。詳しくは診断書についてをご確認ください。

適応障害・うつ病で休職するときの手続きと流れ

適応障害やうつ病などで休職する場合は、医療機関を受診したうえで、勤務先の就業規則や休職規程に沿って手続きを進めます。

休職の定義、休職できる期間、休職中の給与、必要書類、復職条件などは労働基準法で全国一律に定められているものではありません。診断書の提出先や会社との連絡方法も含め、人事・労務担当者へ確認しましょう。

休職開始後は治療と休養を優先し、状態が安定してから生活リズムや活動量を戻し、主治医と相談しながら復職準備へ進むことが基本です。

休職中はどう過ごす?回復段階に合わせた過ごし方

休職中は、回復の段階に合わせて活動量を調整することが重要です。症状が強い時期には、復職を急いで運動や勉強を増やすより、仕事から距離を取り、睡眠・食事など基本的な生活を安定させます。

状態が改善してきたら、一定の時間に起きる、着替える、散歩するなど日中の活動を少しずつ増やします。さらに安定した段階で、読書、パソコン作業、外出など仕事に近い活動へ進みます。

回復の速度には個人差があるため、調子のよい日に一気に活動を増やさず、主治医と相談しながら進めましょう。

休職中の生活を支える傷病手当金とは?

傷病手当金は、健康保険の被保険者本人が業務外の病気やけがで仕事に就けず、十分な給与を受けられない場合に、一定の要件を満たすと支給される制度です。

連続する3日間の待期後、4日目以降の労務不能の日が対象となり、支給期間は支給開始日から通算1年6か月です。1日当たりの支給額は原則、支給開始前12か月の標準報酬月額の平均額を30で割った額の3分の2です。

業務上・通勤災害は原則として労災保険の対象となるため、判断に迷う場合は勤務先や保険者等へ確認しましょう。対応可能な各種制度もご確認ください。

復職できる状態とは?「症状がよくなった」だけでは判断しない

復職では、症状が軽くなったことに加えて、実際の勤務を継続できる程度まで生活リズム、体力、集中力などが回復しているかを確認することが重要です。

決まった時間に起床できる、日中活動を続けられる、通勤に近い外出ができる、一定時間作業へ集中できる、ストレスが高まったときに相談や休息を取れることなどが参考になります。

主治医による「復職可能」の医学的判断は重要ですが、それだけで復職が確定するとは限りません。勤務先が職務内容などを評価し、必要に応じて産業医等の意見を踏まえ、最終的な復職を判断します。

復職前に生活リズムと仕事に必要な体力を戻す方法

復職前は、実際の勤務日に近い生活を継続できるか段階的に確認します。まず出勤日に必要な時間を想定して起床し、朝食、着替え、外出など朝の行動を整えます。

状態が安定したら、通勤時間帯に外出する、図書館などで数時間過ごす、読書やパソコン作業を行うなど、仕事に近い負荷を試します。

重要なのは、一度できたかではなく、複数日にわたり大きく体調を崩さず続けられるかです。強い疲労や不眠、不安が再び現れる場合は負荷を下げ、現在の復職準備が適切か主治医へ相談しましょう。

医療リワークとは?渋谷365メンタルクリニックで復職を準備する

医療リワークは、メンタル不調で休職している方が、復職とその後の安定した就業に向けて準備する復職支援です。

渋谷365メンタルクリニックの医療リワークでは、週5回決まった時間に通所することを基本に、グループワーク、プレゼンテーション、ストレスマネジメント、認知行動療法などを通してセルフケアやセルフマネジメントを学びます。

身体、考え方、コミュニケーション、キャリアなどを幅広く扱い、休職原因の振り返りや再発防止につなげることも特徴です。利用には体調や対象疾患などの条件があるため、個別に相談して検討します。

復職後の再発を防ぐために準備しておきたいこと

復職後の再発防止では、不調が大きくなってから対応するのではなく、自分に起こりやすい初期サインを把握しておくことが重要です。

睡眠時間が短くなる、残業が増える、休日も仕事を考える、食欲が落ちる、人へ相談しなくなるなど、休職前に起きていた変化を書き出してみましょう。そのうえで「残業を減らす」「上司や産業医等へ相談する」「主治医を受診する」など、サインが出た場合の行動を事前に決めます。

復職後も必要な治療や通院を継続し、勤務状況に応じて職場側と業務量や配慮を見直すことが大切です。

仕事のメンタル不調は一人で抱えず、早めに心療内科・精神科へ相談を

仕事に行けない、朝になると体調が悪い、職場の人に会うことが怖い、仕事中に涙が出るなど、これまでと違う状態が続いている場合は、病名を自分で決めたり、限界まで我慢したりせず医師へ相談することが大切です。

渋谷365メンタルクリニックでは、心療内科・精神科診療に加えて、必要に応じた診断書、休職中の治療、医療リワークを活用した復職準備まで相談できます。森院長は23年にわたる臨床経験と企業の専属産業医経験を持っています。

「仕事を休むべきかわからない」という段階でも、初めての方へをご確認のうえ受診をご検討ください。

当クリニックは渋谷・表参道にある完全予約制のクリニックです。落ち着いた環境と丁寧な診療で、安心してご相談いただけます。

対面での診療、オンライン診療のいずれも行っております。心のお悩み、まずはご相談ください。

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