バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)

バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)とは、一生懸命頑張り続けた結果、心や体が疲れ果ててしまう状態のことです。
たとえば、学校の部活でキャプテンを務め、チームをまとめるために全力を出していた人が、ある日突然「もう何もやりたくない」と感じるようになる、ということがあります。
この状態は、体の疲れだけでなく、心の疲れも原因で起こります。
バーンアウト症候群は、しっかり休息を取ったり、サポートを受けることで改善できるものです。
特徴
バーンアウト症候群には、次のような特徴があります。
1. 心の疲れ
「もうこれ以上頑張れない」と感じたり、やる気がなくなることがあります。
2. 他人への冷たさ

他人に優しくできなくなったり、イライラすることがあります。たとえば、友達の何気ない言葉にカッとなってしまうこともあります。
3. やりがいの低下
以前は楽しかった活動に興味を持てなくなり、「自分は何をしてもダメだ」と思ってしまうことがあります。
これらの状態が続くと、学校生活や人間関係に影響が出ることがあるため、早めに気づいて対処することが大切です。
どんな人がなりやすいの?
バーンアウト症候群は、真面目で頑張り屋さんの人に多く見られます。
たとえば、「クラスのみんなをまとめる委員長」「大きな大会を目指しているキャプテン」など、責任感が強い人がなりやすいです。
また、「失敗したらどうしよう」と常にプレッシャーを感じている人や、周りの期待に応えようと頑張りすぎてしまう人も注意が必要です。
一生懸命に取り組むことは素晴らしいことですが、無理をしすぎると疲れてしまうことがあります。
どうしたらいいの?

バーンアウト症候群を防ぐためには、適度に休むことが大切です。
まず、自分が「疲れている」と感じたら、その気持ちを無視せず、少し立ち止まってみましょう。
たとえば、帰った後に好きな音楽を聴いたり、友達とおしゃべりをしたりする時間を作ることが効果的です。
また、家族に「最近、疲れているかも」と話してみるのも良い方法です。
一人で抱え込まず、周囲の人にサポートを求めることが大切です。
必要に応じて、医師やカウンセラーに相談することで、心が軽くなることがあります。
まとめ
バーンアウト症候群は、頑張りすぎた結果、心や体が疲れ切ってしまう状態ですが、適切な対応を取れば必ず改善できます。
一人で無理をせず、家族や友達に相談し、自分に合った休息の方法を見つけましょう。
「休むこと」は決して悪いことではなく、次に頑張るために必要な大切な時間です。
あなたの努力はとても素晴らしいものですので、自分自身を大切にしながら、焦らず少しずつ前に進んでいきましょう。
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