公開アイコン公開: 更新アイコン更新:

パニック障害

目次

パニック障害(パニック症)とは、突然、強い恐怖や不安とともに、動悸、息苦しさ、発汗、震え、めまいなどが現れる「パニック発作」を繰り返し、その後も発作への不安や生活上の制限が続く病気です。一度パニック発作を経験しただけで、必ずパニック障害と診断されるわけではありません。「また起きたらどうしよう」という予期不安から、電車、人混み、外出などを避けるようになることがあります。不安が広く続いている方は、不安症(不安障害)についても確認してみましょう。

パニック障害の原因

パニック障害は、ひとつの原因だけで発症する病気ではありません。不安や恐怖に関わる心身の反応、身体感覚の受け取り方、体質など、複数の要因が関係すると考えられています。強いストレスや疲労、睡眠不足などをきっかけに症状が目立つ場合もあります。また、一度強い発作を経験すると、少し心拍数が上がっただけでも「また発作になるのではないか」と不安になり、その緊張によってさらに動悸や息苦しさを感じる悪循環が生じることがあります。本人の性格や気持ちの弱さだけが原因ではありません。

パニック障害の症状について

パニック発作では、突然強い不安や恐怖を感じ、動悸、発汗、震え、息苦しさ、胸の不快感、吐き気、めまい、寒気、ほてりなどの症状が急激に強まることがあります。「このまま死んでしまうのではないか」「自分をコントロールできなくなるのではないか」と感じる方もいます。さらに発作後、「電車の中で起きたらどうしよう」などの予期不安が続き、通学・通勤や外出を避ける場合があります。気分の落ち込みや意欲低下も続く場合は、うつ病など別の病気が併存していないか確認することも大切です。

パニック障害で受診を検討する目安は?

突然の発作を繰り返す、「また発作が起きそう」と考える時間が増えた、電車やバス、人混みを避ける、学校や仕事を休む、予定をキャンセルするなど、生活に影響が出てきた場合は精神科や心療内科への相談を検討しましょう。渋谷駅を利用した通勤・通学など、これまでできていた移動が不安のため難しくなった場合も相談の目安です。ただし、動悸や胸の痛み、息苦しさなどは身体の病気でも起こります。初めて経験する強い症状や、普段とは明らかに異なる症状がある場合は、パニック発作と自己判断せず、適切な医療機関を受診してください。初診については診療案内(初めての方へ)をご確認ください。

パニック障害の治療について

パニック障害の治療では、発作そのものを減らすだけでなく、発作への恐怖や回避行動を軽減し、通学・仕事・外出などの日常生活を取り戻していくことを目指します。治療方法として、SSRIなどの抗うつ薬を用いる薬物療法や、パニック症に特化した認知行動療法などが検討されます。どの治療が適しているかは、症状の程度、併存する病気、年齢、生活状況、本人の希望によって異なります。自己判断で薬を開始・中断せず、医師と相談しながら治療方針を決めることが大切です。心理的な支援についてはカウンセリングについてもご覧ください。

パニック障害に関するよくある質問(FAQ)

パニック発作が1回起きたらパニック障害ですか?

パニック発作を一度経験しただけで、必ずパニック障害と診断されるわけではありません。発作はほかの精神疾患や、身体疾患、薬剤・物質などの影響によって起こる場合もあります。発作を繰り返しているか、その後に強い予期不安や回避行動が続いているか、日常生活にどの程度影響しているかなどを確認し、医師が総合的に判断します。

パニック障害は何科を受診すればよいですか?

パニック発作を繰り返したり、発作への不安から電車や外出を避けたりしている場合は、精神科や心療内科が主な相談先です。「パニック障害なのか分からない」「受診するほどなのか迷う」という段階でも相談できます。ただし、胸痛や動悸、息苦しさなどの身体症状について別の病気が疑われる場合は、症状に応じて内科などでの検査が必要になることもあります。

パニック障害で電車に乗れないときはどうすればよいですか?

「怖くても無理に乗れば治る」と考え、一人で無理を重ねる必要はありません。一方で、不安を避け続けるうちに行動範囲が狭くなる場合もあります。電車やバスが利用できず通勤・通学に影響している場合は、早めに医療機関へ相談し、症状や生活状況を整理しましょう。治療では、必要に応じて不安を感じる場面への向き合い方を段階的に検討します。

まとめ

パニック障害は、突然起こるパニック発作だけでなく、「また発作が起きるのではないか」という予期不安や、電車・人混み・外出などを避ける行動によって生活への影響が広がることがあります。発作を我慢できるかどうかだけで受診を判断する必要はありません。渋谷への通勤・通学が難しくなった、予定を避けることが増えたなど、普段の生活に変化が現れている場合は相談を検討しましょう。渋谷365メンタルクリニックは渋谷駅宮益坂口またはB4出口から徒歩7分です。来院経路はアクセスから確認できます。