パイロマニア
パイロマニアとは、火をつけたいという強い衝動を自分で止められず、くり返し放火してしまう心の病気です。目的はお金や復讐ではなく、火そのものに対する興味や興奮が中心です。
火事のニュースを見てワクワクしたり、自分で火をつけてスッキリした気分になるというように、火への衝動がコントロールできなくなる状態です。
特徴
火をつける前に「やめよう」と思っても、だんだん緊張が高まり、ついには行動に出てしまいます。放火後は満足感や安心感を得ることが多く、罪悪感や不安はそのあとにやってくることも。
火の勢いや騒動を見て気持ちが高ぶることもあります。他人のためではなく、自分の気持ちを落ち着ける手段として火を使ってしまうのが特徴です。
どんな人がなりやすいの?
パイロマニアは、ストレスを抱え込みやすい人や、感情のコントロールが苦手な人に見られることがあります。家庭や学校で孤独を感じていたり、自分の気持ちをうまく言えない場合に、火を見ることで安心しようとする場合も。
大人だけでなく、子どもや思春期の若者にも起こることがあるため、早期の気づきが大切です。
どうしたらいいの?
まず、自分を責めすぎないでください。「火をつけたい」と思ってしまうこと自体は病気のサインです。信頼できる大人、学校の先生、スクールカウンセラー、または精神科や心療内科の医師に相談してみてください。
放火に至る前に、心の不安やストレスを解消する方法を一緒に見つけることができます。治療では、認知行動療法や心理支援が行われることがあります。
まとめ
パイロマニアは、火そのものに引きつけられる精神の病気です。自分では止められない衝動に苦しんでいる人もいます。でも、早めに相談すればコントロールすることは可能です。
火をつけてしまう前に、「自分の気持ちに向き合う勇気」が、治療への第一歩になります。ひとりで抱えず、誰かとつながることが回復への鍵です。
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