氷食症

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氷食症とは、「氷をボリボリ噛んで食べることがやめられず、習慣のように続いてしまう状態」を指します。単なる“暑いから氷を食べる”や“癖で噛んでしまう”という一時的な行動ではなく、強い欲求として続く点が特徴です。

氷食症は異食症の一つに含まれ、特に鉄欠乏性貧血や鉄不足との関連が強い医学的サインとして知られています。つまり、「体が出しているSOS」である可能性があり、放置してよい症状ではありません。

特徴

氷食症では、「氷がないと落ち着かない」「とにかく氷を噛んでいたい」という感覚が続きます。氷だけでなく、冷たさを求めてアイスを頻繁に食べる人もいますが、その場合も“甘さ”ではなく“冷たさ”そのものを求めているのが特徴です。

しかし氷を噛み続けることで

  • 歯が欠ける、割れる、摩耗する
  • 知覚過敏が進む
  • 顎関節症を起こす

といったリスクがあります。本人にとっては心地よく習慣化しやすい反面、身体への負担は確実に積み重なっていくため、「癖」として放置すべきではない症状です。

どんな人がなりやすいの?

氷食症は特定の性格や精神的弱さの問題ではなく、体の鉄不足と深く関係します。鉄欠乏性貧血や貧血がなくても慢性的な鉄不足の人によく見られます。

鉄不足により、味覚・体温調節・口の粘膜・摂食中枢の機能に変化が起こり、冷たい刺激を求めやすくなると考えられています。原因としては、

  • 月経による継続的な出血
  • 妊娠・授乳期
  • 胃や腸の吸収障害
  • 偏食や栄養バランスの乱れ

などが関係することがあります。「意志の問題ではなく、身体の状態に理由がある」という理解がとても大切です。

どうしたらいいの?

氷を頻繁に食べ続けてしまう状態が続く場合、まずは鉄欠乏や貧血を疑い、医療機関で血液検査を受けることが大切です。受診先としては、

  • 内科
  • 小児科
  • 婦人科(女性で月経が関係しそうな場合)

が適切です。

検査で不足が確認された場合は、

  • 鉄剤やサプリメント
  • 食事による鉄補給
  • 原因となる病気や生活習慣への対応

などが行われます。歯や顎の問題が出ている場合は歯科受診も有効です。「恥ずかしい」「たいしたことない」と思って放置せず、“体からのメッセージ”として受け止め、早めに相談することが安心につながります。

まとめ

氷食症は、「氷を強く求め、繰り返し食べてしまう」状態であり、その背景には鉄欠乏や貧血が隠れていることが少なくありません。歯や顎への負担だけでなく、体の健康状態を見直す重要なサインでもあります。

これは意志や性格ではなく、医学的に対応が必要になる可能性のある症状です。気になる場合は、一人で抱え込まず、医療機関に相談してください。適切な治療とサポートで、多くの場合改善が期待できます。「ただの癖」と片づけず、体を守る第一歩として、早めの確認が大切です。

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