遷延性悲嘆症

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遷延性悲嘆症(せんえんせいひたんしょう)とは、大切な人を失った深い悲しみが、1年以上たってもやわらがず、つらさが日常生活に強く影響してしまう心の病気です。

たとえば、家族や友達、ペットなどを亡くしたあと、「心の一部がなくなったよう」と感じたり、「何をしても意味がない」と思ってしまう状態が続くことがあります。

悲しむのは自然なことですが、この症状ではその悲しみがとても長く、強く残りすぎてしまうのが特徴です。

特徴

この症状では、悲しみだけでなく「生きていても仕方ない」「ずっと心が空っぽな感じがする」など、気持ちの面での苦しみが長く続きます。

亡くなった人のことを考えるだけで涙が止まらなかったり、逆にその人を思い出すものをすべて避けてしまったりすることもあります。

誰とも会いたくなくなったり、好きだったことに興味が持てなくなったりと、日常の楽しみを失ってしまう人も少なくありません。

どんな人がなりやすいの?

特に「とても仲が良かった」「頼りにしていた」「別れが突然だった」など、亡くなった人との関係が深かった場合に起きやすいです。

また、自分を責めやすい性格だったり、もともと気分が落ち込みやすい人、ほかにもつらい経験をしてきた人ほど、このような反応が強くなることがあります。

思春期の繊細な心にも起きうるため、大人だけでなく、学生にも起こる可能性があります。

どうしたらいいの?

ひとりで抱え込まず、誰かに話すことがとても大切です。

「話しても意味がない」と思ってしまうかもしれませんが、信頼できる大人やカウンセラー、心の専門家は、あなたの気持ちを受け止めてくれます。

悲しみを無理に消そうとせず、少しずつ気持ちを整理していけるような支援もあります。必要に応じて、心理療法や薬を使ったサポートが行われることもあります。

まとめ

大切な人を失ったとき、悲しむことはとても自然なことです。

でも、その悲しみがずっと続いて苦しいままなら、「心のケガ」としてケアしていくことが必要です。

あなたが感じている痛みには意味がありますし、それを理解しようとしてくれる人はいます。

ゆっくりでも大丈夫。少しずつ、自分のペースで、回復への道を歩んでいけるよう、支援を受けていきましょう。

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