症状精神病
- すぐ疲れてしまう感じがある
- ふわっとする感じが続く(めまい)
- やる気がわかない日がある
- 不安が続いてつらいとき
- 人づきあいがしんどく感じる
- 夜うまく眠れない
- 気持ちが沈んでしまう
- 頭が重い、痛むことが多い(頭痛
症状精神病とは、こころの病気そのものが原因ではなく、体の病気が脳の働きを乱すことで精神症状が生じる状態です。「外因性精神病」とも呼ばれます。
統合失調症などの内因性精神疾患とは異なり、身体的な異常が直接の原因です。うつ状態、幻覚、妄想、不安、意識の混乱などが現れます。重要なのは、多くの場合、原因となる身体疾患を治療することで精神症状も改善する可能性があるという点です。
特徴
急に症状が現れることが多く、数時間から数日で大きく変化する場合があります。日内変動があることも特徴です。代表例は、重い身体状態で起こる「せん妄」です。全身性エリテマトーデスによる神経精神症状(NPSLE)、肝硬変による肝性脳症、甲状腺機能亢進症や低下症による気分変化なども含まれます。精神科的に見えても、実は身体疾患が背景にある点が重要です。
どんな人がなりやすいの?
重い感染症、自己免疫疾患、肝臓や腎臓の障害、ホルモン異常、薬の副作用などがある場合に起こりやすくなります。高齢者に多いですが、若い人でも甲状腺疾患や自己免疫疾患、薬物の影響などで発症します。これまで精神疾患がなかった人に、突然幻覚や強い混乱が出現した場合は、身体的原因を疑うことが大切です。
どうしたらいいの?
急な精神症状が出た場合は、精神科だけでなく内科的評価も同時に行う必要があります。血液検査、ホルモン検査、肝機能検査、画像検査などを通じて原因を探ります。
治療の中心は身体疾患への対応です。原因が改善すると精神症状も軽快することが多いです。意識の混乱や強い興奮がある場合は緊急受診が必要です。早期対応が予後を左右します。
まとめ
症状精神病は、体の病気が脳に影響を及ぼして起こる精神症状です。こころの弱さではなく、身体的な原因が背景にあります。急な変化やこれまでにない症状が現れた場合は、早めに医療機関へ相談することが重要です。身体とこころは密接につながっており、原因を正しく見極めることが回復への第一歩となります。
行動面の不調
こころの不調
からだの不調