耐性
「耐性」とは、薬やアルコールなどを使い続けるうちに、同じ量では効果が感じにくくなってくる状態のことを言います。
たとえば、前はお酒を少し飲むだけで酔っていたのに、今はもっとたくさん飲まないと酔えない…というのも耐性が関係しています。
これは、脳や体がその刺激に慣れてしまうことで起きる反応で、依存症のサインのひとつになることもあります。
特徴
耐性にはいくつかのタイプがあります。
「代謝耐性」は、肝臓などが薬やアルコールを分解するスピードが速くなり、体の中に長く残らなくなること。
「組織耐性」は、神経が刺激に慣れて、前と同じくらいの強さの反応が出にくくなること。
そして「行動耐性」は、酔っていても周りからはそう見えないように行動できることです。
耐性があるからといって安心ではなく、知らないうちに危険な量をとってしまうこともあるので注意が必要です。
どんな人がなりやすいの?
耐性は、薬やお酒などを長く使っている人に起こりやすいですが、最初のうちは誰にでも起こりうるものです。
たとえば、ストレスがたまるとつい飲酒や薬に頼りたくなる人、眠れなくて市販薬を何日も使い続けている人などは、知らないうちに耐性ができてしまっていることがあります。
覚せい剤などの場合には「逆耐性」といって、少しの量でも強い反応が出るようになることもあり、非常に危険です。
どうしたらいいの?
耐性が心配なときは、まず「使う頻度」と「量」を自分なりにチェックしてみることが大切です。
薬は必ず医師や薬剤師の指示を守りましょう。
お酒の場合は、週に何日かは「飲まない日」をつくるなど、自分をいたわる習慣が効果的です。
「ちょっと増えてきたかな?」と思ったら、誰かに相談することも勇気ある一歩です。
心や体の不調を感じたら、早めに医師やカウンセラーに話してみましょう。
まとめ
耐性とは、体が薬やアルコールに慣れてしまい、効きにくくなる状態です。
知らないうちに使用量が増えたり、やめにくくなったりすることがあるため、自分の心と体の変化に気づくことがとても大切です。
もし気になることがあれば、ひとりで抱えず、信頼できる人や専門家に話してみてください。
自分を大切にすることは、決して甘えではなく、未来への大事な一歩です。
からだの不調