解離症(解離性障害)

目次

解離症(解離性障害)とは、強いストレスや心のショックによって、記憶や感覚、自分自身の意識がバラバラになるような体験をする状態のことです。

たとえば、つらいことを経験したとき、記憶を失ったり、自分が自分でないように感じたりすることがあります。

これは、心が「これ以上つらさを感じないように」と自分を守ろうとする無意識の反応だと考えられています。誰にでも起こりうる心の働きなのです。

特徴

解離症にはさまざまな症状があります。

たとえば、ある時間の記憶だけが抜けてしまう(解離性健忘)、自分がふわふわと浮いているように感じる(離人感)、世界が現実じゃないように見える(現実感の喪失)などです。

中には、自分の中に別の「人格」が現れたり、体の感覚や動きが一時的に失われることもあります。

学校で「気づいたら授業が終わっていた」「誰かが話しているような気がする」などの体験として現れることもあります。

どんな人がなりやすいの?

子どものころに、暴力・いじめ・家庭の不和など強いストレスを経験した人は、心が深く傷つきやすく、解離症を発症することがあります。

また、とてもまじめで責任感が強く、人に気をつかいやすい性格の人、感受性が高く敏感な人にも起こりやすい傾向があります。

こうした人たちは、心の中で起きている混乱を「自分でも気づかないうちに整理しよう」として、記憶や感情を分けてしまうことがあるのです。

どうしたらいいの?

まずは、「自分の中で起きていることには意味がある」と知ることが大切です。

無理に思い出そうとしたり、「おかしい」と否定したりせず、安心できる人に話すことから始めてみましょう。

学校のスクールカウンセラーや心療内科・精神科の医師に相談することで、必要なサポートを受けることができます。

治療では、少しずつ「心のバラバラになった部分」をつなぎ直していく支援が行われ、時間をかけて回復をめざしていきます。

まとめ

解離症は、あなたの心がつらさに耐えるためにがんばってきた証です。

自分では理解しにくい変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、それは決して「おかしい」ことではありません。
むしろ、あなたの心はとても繊細で、強いものなのです。

ひとりで抱え込まず、少しずつでも安心できる場所で話してみてください。
どんな状態であっても、あなたには回復する力があり、寄り添ってくれる人がきっといます。

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