ウェルニッケ脳症・コルサコフ症候群

目次

ウェルニッケ脳症・コルサコフ症候群は、脳に必要なビタミンB1(チアミン)が不足することで起こる病気です。

特にお酒をたくさん飲む人に多く見られます。初めは「ウェルニッケ脳症」と呼ばれる状態で、目がうまく動かせない、フラフラして歩きにくい、意識がぼんやりするなどの症状が出ます。

これを放置すると、「コルサコフ症候群」という記憶に大きな障害が出る状態に進んでしまいます。

特徴

ウェルニッケ脳症では「記憶があいまいになる」「目がうまく動かせない」「フラついて歩けない」といった症状が出ます。

さらに進行すると、コルサコフ症候群になり、何年の何月何日かがわからなくなったり、自分が話したことを覚えていられなかったりします。

記憶に空白ができるため、それを埋めようとして無意識に「つじつまを合わせた話」をしてしまうことがあり、これを「作話」と呼びます。

どんな人がなりやすいの?

もっとも多いのは、長い間お酒をたくさん飲み続けてきた人です。

お酒はビタミンB1の吸収を妨げたり、体の中でうまく使えなくさせたりします。そのため、体に必要な栄養が足りなくなり、脳の働きにも影響が出るのです。

また、重度のダイエットや食事が極端に偏っている人、胃の手術を受けた人でも発症することがあります。

どうしたらいいの?

この病気は、早く気づけば治る可能性があります。ふらつきや物忘れがひどいと感じたときは、病院に行って相談してみましょう。

特にお酒をよく飲む人は、ビタミンB1の注射やサプリメントを使って栄養を補うことで、悪化を防ぐことができます。

また、日頃から栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。自分では気づきにくいこともあるため、周囲の人の気づきと声かけもとても大事です。

まとめ

ウェルニッケ脳症・コルサコフ症候群は、栄養(特にビタミンB1)が不足して脳にダメージが起きる病気です。

特にアルコールをたくさん飲む人に多く見られますが、食事の偏りがある人も注意が必要です。

早く見つけて治療を始めれば回復も可能ですので、「ちょっと変だな」と思ったら、すぐに専門家に相談するようにしましょう。

自分の体を大切にすることが、心と脳を守る第一歩です。

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