睡眠時遊行症(夢遊病)

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睡眠時遊行症(夢遊病)は、眠っている最中に起き上がり、歩くなどの行動をとる状態です。深いノンレム睡眠(特に徐波睡眠)から脳が部分的に覚醒することで起こります。

体は動いていますが、意識は十分に目覚めていません。主に入眠後1〜3時間の睡眠前半に生じます。本人は翌朝その行動を覚えていないことがほとんどです。

病気というより「睡眠の仕組みの一時的な乱れ」と理解すると分かりやすいでしょう。

特徴

ぼんやりした表情で歩き回る、衣服を整える、ドアを開けるなどの行動をとることがあります。話しかけても反応が乏しく、強く揺さぶると混乱や興奮が強まることがあります。

通常は数分から十数分で自然に落ち着き、再び眠りに戻ります。てんかん発作とは異なりけいれんは伴わず、レム睡眠行動障害のように夢の内容を演じるわけでもありません。症状は一晩のうちに繰り返すことは少ないのも特徴です。

どんな人がなりやすいの?

最も多いのは小児期です。脳の睡眠調節機能がまだ成熟していないためです。家族歴がある場合は起こりやすい傾向があります。

発熱、強い疲労、睡眠不足、精神的ストレス、寝る前の刺激(ゲームや激しい映像)などが誘因になります。思春期を過ぎると自然に減少することが多いですが、成人でも過労や不規則生活が続くと出現することがあります。

どうしたらいいの?

最優先は安全確保です。窓や玄関の施錠、階段への柵設置、危険物の除去を行います。発作中は無理に強く起こさず、静かに声をかけて安全な場所へ誘導します。

予防として、毎日同じ時刻に就寝する、十分な睡眠時間を確保する、寝る前のスマートフォンや刺激的な映像を控えるなどの睡眠衛生が重要です。思春期以降も頻発する、けがの危険が高い、昼間の眠気が強い場合は専門医へ相談してください。

まとめ

睡眠時遊行症は、深いノンレム睡眠からの部分的覚醒によって起こる現象で、特に子どもに多くみられます。多くは成長とともに自然軽快します。

本人の性格や意思の問題ではありません。適切な安全対策と生活リズムの調整により、安心して見守ることが可能です。気になる場合は専門医に相談することで、より適切な評価と支援を受けることができます。

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