間欠爆発症

目次

間欠爆発症(かんけつばくはつしょう)とは、怒りや攻撃性が突然爆発するようにあふれ出し、自分でも止められなくなる状態を指します。
これは単なる「短気」や「怒りっぽい性格」とは異なり、衝動の制御が難しくなる精神医学的な問題として理解されます。

物を壊す、人や動物に危害を加える、激しい暴言をぶつけるといった行動が繰り返され、怒りの強さが出来事と釣り合っていないことが特徴です。
利益目的ではなく、感情が制御されないまま噴き出す点が重要であり、放置してよい問題ではありません。

特徴

間欠爆発症では、ある瞬間にスイッチが入ったかのように怒りが爆発し、投げる・壊す・殴る・激しい暴言などの行為に至ることがあります。
実際に怪我や破壊行為につながる出来事が繰り返される場合、この状態が強く疑われます。

爆発の後、強い後悔や罪悪感、「本当はそんなことをしたくなかった」という苦しみを抱える人も少なくありません。
一方で、周囲の人は恐怖や不安、緊張を抱え、家庭や学校、友人関係に深刻な影響が及びます。
本人だけでなく周囲も傷つく問題であることが重要なポイントです。

どんな人がなりやすいの?

間欠爆発症は10代から始まることが多いとされています。
背景には、暴力被害や虐待、性暴力、いじめなどのトラウマ経験、慢性的なストレスなどが影響する場合があります。

もともと衝動性が高い気質や、怒りを感じたときに整理する機能が弱くなりやすい脳・心理の特徴も関係すると考えられています。
これは「我慢できない性格だから起こる」のではなく、心と神経の働き方と、過去の経験・環境が重なって生じるものであり、医療・心理支援の対象として扱われるべき状態です。

どうしたらいいの?

最も大切なのは、「自分が悪いだけ」と抱え込まないことです。
間欠爆発症は、本人の根性や努力だけで抑え込める問題ではありません。
早めに、家族・学校・信頼できる大人・精神科や心療内科などに相談してください。

医療やカウンセリングでは、

  • 怒りが高まりやすい場面やきっかけの整理
  • 怒りが爆発する前段階で気づくトレーニング
  • 呼吸法やクールダウンの方法
  • 安全を守るための行動計画づくり

など、感情の制御力を高める支援が行われます。

周囲の大人も「叱るだけ」ではなく、「背景のしんどさ」を理解し支援する姿勢が重要です。

まとめ

間欠爆発症は、怒りが爆発的に噴き出し、本人も周囲も深く傷つく可能性のある問題です。
しかし、これは「気合いで治すもの」ではなく、専門的な理解と支援が必要な状態です

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