公開アイコン公開: 更新アイコン更新:

心因性めまい

目次

心因性めまいとは、「心の状態がめまいに関係している状態」のことです。

大きく分けて2つのタイプがあり、①心の不調が原因となって起こるものと、②耳の病気などがきっかけになり、それに不安やストレスが加わって症状が悪化するものがあります。

体の不調がなくても、こころのストレスが原因でふらふらしたり、頭がグラグラすることがあるのです。

特徴

心因性めまいは、3か月以上ほとんど毎日続くのが特徴です。立っているときや、頭を動かしたとき、光がチカチカする場所などでめまいが強くなります。

人によっては、「雲の上を歩いている感じ」「まっすぐ立てない」「フワフワして不安になる」などと表現します。

検査では体に異常が見つからないため、周囲に理解されにくいこともありますが、本人にとってはとてもつらい症状です。

どんな人がなりやすいの?

心因性めまいは、ストレスを感じやすい人、まじめで頑張りすぎてしまう人に多い傾向があります。

また、もともと耳の病気などで一度めまいを経験した人が、「またなるかもしれない」と強く不安を感じることで再発することもあります。

思春期は心と体が大きく変わる時期で、不安や緊張を感じやすく、自律神経も乱れがちです。

そのため、中学生にも心因性めまいが起きることはめずらしくありません。

強い不安や緊張とともにめまいや動悸が起こる場合は、パニック障害パニック発作の可能性もあります。気になる症状がある方はこちらもご参照ください。

どうしたらいいの?

まず大切なのは、専門機関で正しく診断してもらうことです。これによって、安心して治療を始めることができます。

そのうえで、「動くとまためまいが起きるかも…」という不安な考え方にとらわれず、少しずつ体を動かしていく「リハビリ」も大切です。

また、「考え方のクセ」や「不安との向き合い方」を見直す「認知行動療法」も効果があります。

薬は補助的なもので、自分で治っていこうとする気持ちを持つことが回復の力になります。

当院では、考え方のクセや不安との向き合い方を見直すためのサポートを行っています。詳しくはカウンセリングについて(または個別カウンセリングとは)をご覧ください。

まとめ

心因性めまいは、心のストレスや不安がきっかけで起こるめまいです。

体に異常が見つからなくても、症状は本物で、つらさも決して「気のせい」ではありません。

正しい診断と、リハビリや認知行動療法などを通して、「自分でもよくなる力がある」と信じることが大切です。

一人で悩まず、安心できる大人や医療の専門家に相談しながら、少しずつ前に進んでいきましょう。

めまいの症状が強く、外出や電車での来院がご不安な方は、ご自宅から受診できるオンライン診療についてもご検討ください。

『こんなことで受診していいのかな?』と迷われている方も、一人で抱え込まずにまずはご相談ください。受診の流れについては診療案内(初めての方へ)でご確認いただけます。