メンタルチェッキング


メンタルチェッキングとは、心の中で何度も同じことを「本当にちゃんとできたかな?」と考えてしまう強迫症の症状のひとつです。
たとえば、ドアのカギを閉めたあとに「ちゃんと閉めたかな」と気になって、ドアノブを何度も触って確認する人がいますよね。
メンタルチェッキングでは、その代わりに、頭の中で何度も映像を巻き戻すように思い出して確認してしまうのです。
外からは見えないけれど、本人にとってはとてもつらいものです。
特徴

この症状があると、「ちゃんと宿題を提出したかな」「友達に変なこと言わなかったかな」などを、頭の中で何度もくり返し思い出して確かめようとしてしまいます。
それでも「うまく思い出せない」「どこか不安」という気持ちが消えず、また何度も考えてしまいます。
確認しようとすることで頭がいっぱいになり、勉強に集中できなくなったり、寝つきが悪くなったりすることもあります。
人には見えにくいため、ひとりで悩みやすいのも特徴です。
どんな人がなりやすいの?

メンタルチェッキングは、まじめで責任感の強い人、失敗したくないと思っている人に多いとされています。
「ちゃんとできているかどうか」が気になる場面が多い時期は、誰でもこうした気持ちをもちやすくなります。
また、以前に大きな失敗をして落ち込んだ経験がある人や、人に迷惑をかけたくないと思う人も、不安から何度も確認してしまいやすいです。
どうしたらいいの?

もし「考えすぎてしまって疲れるな」と思ったら、それはこころからのサインかもしれません。
まずは「こんなことで悩むなんて…」と自分を責めずに、信頼できる人に話してみてください。保健室の先生、スクールカウンセラー、家族などが相談相手になります。
病院では、少しずつ“確認しないでいても大丈夫”と思えるように練習する方法(認知行動療法)もあります。焦らず、「少しずつ慣れていく」だけでいいのです。
まとめ

メンタルチェッキングは、頭の中で「ちゃんとできたか」を何度も考えてしまい、心が疲れてしまう状態です。
でもそれは、あなたがまじめで、一生けんめいに生きている証拠です。少しでも「つらいな」と感じたら、それは助けを求めていいタイミングです。
あなたの気持ちは、ちゃんと理解されるものです。ひとりで抱えなくて大丈夫。少しずつ、「確認しなくても大丈夫」と思える日がきっとやってきます。
こころの不調