純粋強迫観念

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純粋強迫観念(じゅんすいきょうはくかんねん)とは、「こんなこと考えちゃいけないのに…」という不安な考えやイメージが、頭に勝手に浮かんできて止まらなくなる状態のことです。

たとえば、「急に大事な人を傷つけてしまうかもしれない」「変なことをしてしまうかもしれない」というような考えが、本当はやりたくないのに、頭の中に浮かんできて不安になってしまうのです。

見た目にはわからないため、自分でも「こんなことを思うなんておかしいのでは」と悩みやすいのが特徴です。

特徴

純粋強迫観念では、実際には何もしていないのに、心の中で苦しんでいることが多いです。

たとえば、ふと「人を突き飛ばしてしまうかも」と頭に浮かんだり、「自分は悪い人なのでは?」と思いこむことがあります。

その考えを追い出そうとして、心の中で何度も「そんなことしない」と唱えたり、おまじないのような言葉を繰り返して安心しようとする人もいます。

こうした“頭の中だけのくり返し”は、外からは見えない強迫行為ともいえます。

どんな人がなりやすいの?

このような強迫観念は、まじめで優しい人、責任感が強く「人に迷惑をかけたくない」と思う人に起こりやすいとされています。

また、「悪いことを考えるのはいけないことだ」と思う人ほど、浮かんでしまった考えに敏感になってしまいます。

たとえそれが一時的なものでも、「自分がこわれてしまったのでは…」と心配になることがありますが、それは病気のせいであって、あなたのせいではありません。

どうしたらいいの?

まず、知っておいてほしいのは、イヤな考えが浮かんでしまうのは、とてもよくあることです。

誰の心にも、一時的に「そんなこと考えたくないのに」という思いが浮かぶことがあります。

でも、強迫観念が強くなると、「また同じことを考えてしまうかも」と不安になり、頭から離れなくなることがあるのです。

そのようなときは、一人で抱えずに、信頼できる家族や医師に相談してみてください。

病院では、“考えが浮かんでも受け流せるようになる練習”=認知行動療法などを通じて、少しずつ不安を減らしていくことができます。

まとめ

純粋強迫観念とは、「やっていないのに、やってしまいそう」「考えたくないのに、また浮かぶ」といった心の中での不安な考えに悩まされる状態です。

でもそれは、「あなたがおかしいから」ではありません。
むしろ、まじめで、自分や他人を大切にしたいという気持ちが強いからこそ、こうした症状が出るのです。

大丈夫です。あなたの気持ちを理解してくれる人は、かならずいます。
がまんせず、少しずつ話してみましょう。

“頭に浮かんでも、それだけで自分を責めなくていい”と思える日が、きっとやってきます。

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