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アダルトチルドレン

目次

アダルトチルドレンとは、子ども時代の家庭環境や親子関係と、現在の人間関係や生きづらさとのつながりを理解する際に使われる言葉です。

もともとは、アルコール問題を抱える親のもとで育った成人した子どもを指しましたが、現在はより広い意味でも使われています。ただし、正式な医学的診断名ではなく、統一された診断基準もありません。

相談の目的は、自分に名称を付けることではなく、現在の落ち込み、不安、対人関係の困難を整理し、必要な治療や支援の内容を見つけることです。

特徴

アダルトチルドレンという言葉で説明される傾向には、周囲の顔色を過度にうかがう、自分の希望を言えない、頼まれると断れない、失敗すると強く自分を責めるなどがあります。ただし、これらは医学的な診断基準ではなく、チェック項目の数だけで判断することはできません。

気分の落ち込みや意欲低下が続く場合はうつ病、不安や緊張によって学校・仕事・対人関係に支障がある場合は不安症(不安障害)なども含めて評価することが注意点です。

どんな人がなりやすいの?

アダルトチルドレンには診断基準がないため、医学的に「なりやすい人」を一律に決めることはできません。親のアルコール問題、暴力、無視、過干渉、激しい夫婦間の対立などがあり、安心して気持ちを表現できなかった人が、この言葉に重なりを感じる場合があります。たとえば、親の機嫌を整える役割を担ってきた人が、大人になっても上司や恋人の要求を断れず、疲弊する事例です。

ただし、同じ家庭で育った人でも影響は異なるため、過去の環境だけで現在の性格や症状を断定しないことが大切です。

どうしたらいいの?

支援の目的は、過去を無理に忘れることや親を許すことではなく、現在の生活で自分の感情、安全、選択を尊重できるようになることです。まず、つらくなる場面、そのときの考え、身体反応、取った行動を短く記録し、負担のパターンを整理します。次に、返事をすぐにせず保留する、無理な依頼を断る、信頼できる人へ希望を伝えるなど、境界線を守る練習を行います。

過去を一人で詳しく掘り下げると不調が強まる場合があるため、支援プログラムは専門家と相談しながら個別に進めましょう。

まとめ

生きづらさの改善を成功に近づけるには、「アダルトチルドレン」という型に自分を当てはめるのではなく、現在困っている症状と生活上の問題を一つずつ整理することが大切です。

フラッシュバック、悪夢、強い警戒心、感情調整の困難がある場合は複雑性PTSD(コンプレックスPTSD)、飲酒の問題がある場合はアルコール依存症なども含め、渋谷365メンタルクリニックへご相談ください。

死にたい気持ちや自傷の危険、現在進行中の暴力がある場合は、一人で抱えず救急医療機関、警察、地域の相談窓口へ助けを求めてください。